・AMBEO Soundbar MAX:超弩級サイズのフラッグシップモデル
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・AMBEO Soundbar Mini:コンパクトモデル
AMBEO Soundbar Plus
海外では昨年度から発売が開始されたゼンハイザーのハイエンドサウンドバー『AMBEO Soundbar Plus』が日本市場でも2023年6月15日に発売されました。
世界初のハイトチャンネルを含む最大7.1.4チャンネルのアップミックス再生対応のサウンドバーです。
デザインは、サイド周りをファブリック生地で覆い、天面中央にはコントロールのためのタッチセンサー、4基のマイク、インジケータランプを備え、天面両サイドはパンチングメタルで覆い3度傾斜させる事で高さ方向の音響効果を向上させています。
スピーカーはすべて自社開発のドライバーを合計9基搭載。
フルレンジドライバーが7基(フロント3基、サイド2基、天面2基)、4インチロングスローウーファーを天面上向きに2基設置する事で本体の高さを抑えながら豊かな低域を再現し、これらのドライブを出力400WのD級アンプで駆動する構成です。
珍しいのはツイーターが搭載されていません。
これは高音域まで再現できるフルレンジドライバーを採用することで中高音の音の繋がりを重視したからです。
スピーカーを高音、中音、低音と分けて数が多いと良い様に思う方が多いですが、種類が多いと音が分離して繋がりが悪くなってしまうデメリットがありますので敢えてツイーターを採用しない手法もあります。
ただし、そのままでは高音域が不足してしまいますので、高音域を再現するためにフルレンジドライバーの素材にアルミを使用しています。
アルミの特性は一般的な紙製と比べるとコストが高く、コントロールが難しいですが、軽量なので反応性が速く、剛性が高いので歪みの少ない音を作り出せるメリットがあります。
その特性を利用して音速を速くし高域の再生周波数を伸ばしている様です。
視聴してみた音質は、解像度が高く中高音がクリアで音楽を聴くのにも適しています。またセリフも明瞭で聞き取りやすいです。
ただし、低音はそれほど出ないので同時発売のサブウーファー「AMBEO Sub」をプラスする事をおすすめします。
サラウンド感は、世界初のハイトチャンネルを含む最大7.1.4チャンネルなので期待しましたが、上からの音はしますが、それほど高くないですし包まれている感も高くはないです。
音響モードは、映画、音楽、ニュース、スポーツ、ナチュラル、ナイトモード、ボイスエンスメントモード、アダプティブから選べます。
Adaptive(アダプティブ)は、映画や音楽などコンテンツに合わせて自動で音響効果を変えてくれます。
また、本体に4基のマイクを装備し簡単にルームキャリブレーションができます。
壁との距離だけでなく、音を吸収するカーテンや家具の配置までも計測し自動で最適化してくれます。
Bluetoothバージョンは5.2、コーデックはSBCとAAC、Wi-Fi 6対応。
AirPlay 2、Chromecast built-in、Spotify Connect、Tidal Connectなども利用できますので充実した音楽ライフを楽しめるサウンドバーです。
サイズ感
サイズ:幅1051 × 高さ77 × 奥行121mm (6.3kg)
幅 1051mm:48型パネルサイズ1,060mmほど
高さ 77mm:紙幣の短辺76mmほど
奥行 121mm:CD/DVDの直径120mmほど
おすすめポイント
・音質:解像度が高く中高音がクリアで音楽を聴くのにも適している音質
・オプション:サブウーファー増設可能
・設置性:幅1051mm (48V型相当)で設置しやすい
・豊富な端子:HDMI入力×2
・音声フォーマット:DTS-X対応
・Bluetooth:バージョンは5.2、コーデックはSBCとAACに対応
・Wi-Fi:安定性の高いWi-Fi 6に対応
・サブスク:AirPlay 2、Chromecast built-in、Spotify Connect、Tidal Connectなども利用できますので充実した音楽ライフを楽しめる
・専用アプリ:アプリが使いやすいですし、サンプル音源も入っているのでサウンドテストもしやすいのがよいです
一部の企業記事に「MPEG-4 AAC」対応と記載がありますが非対応なのでご注意ください。
いまいちポイント
・音質:力強い低音を求める方ですと物足りないので同時発売のサブウーファー「AMBEO Sub」が必要(各メーカー共通して1ユニットでは低音が足りません)
・オプション:リアスピーカー増設不可なのでサラウンド感を求める方には物足りない
・音声フォーマット:「MPEG-4 AAC」「MPEG-2 AAC」非対応のためテレビによっては放送波だと正常に音が出ない場合もある
・パススルー:4K/120fpsパススルー非対応 (4K/60fps対応)
・IRリピータ:非対応ですが高さは紙幣の短辺ほどなのでテレビリモコン操作に支障ないかも?
・リモコン:リチウム電池なのでコスパがよくない
・壁掛け金具:別売 (メーカー価格¥7,150)
・価格:20万円ほどでサブウーファーも購入すると30万円オーバー
・ネット購入:ネットだと
MAXとPlusの違い
「AMBEO Soundbar Plus」は、世界初のハイトチャンネルを含む最大7.1.4チャンネルのアップミックス再生対応のサウンドバーなので、以前より発売されている「AMBEO Soundbar MAX」より上なのかと思っている方も多いですが、音質やサラウンド感など音質面は「AMBEO Soundbar MAX」の方が優れています。
ただし、同時発売のサブウーファー「AMBEO Sub」をプラスすると低音はPlusの方が優れていますが、中高音はMAXが優れています。
「AMBEO Soundbar Plus」+「AMBEO Sub」と「AMBEO Soundbar MAX」単体は同じ様な金額になります。
トータル的な音質は好みにより変わりますが個人的には「AMBEO Soundbar MAX」単体より「AMBEO Soundbar Plus」+「AMBEO Sub」が好みでした。
MAXとPlusの主な違い
商品名 | 参考価格 | 流通状況 | 発売日 | サイズ | スピーカー構成 最大出力 ドライブ数 | スピーカー構成詳細 | 再生対応周波数 | Bluetooth バージョン 対応フォーマット | WiFi | 入力端子 | 出力端子 | ルーム キャリブレーション | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
AMBEO Soundbar MAX | ¥357,500 | ✖︎ 公式サイト 以外はほぼなし | 2021年 7月 (ドイツ、アメリカなどは 2019年 5月) | 幅1265 x 奥行171 x 高さ135 mm 18.5kg 57V型相当 | 5.1.4ch 500W 合計13基 | 10cmセルロース・サンドイッチコーン×6基(フロント×6) 2.5cmツイーター・ アルミニウムコーン×5基(フロント×3基、サイド×2基) 9cm上向きフルレンジ×2基 | 30Hz-20kHz (-3dB) | Ver,4.2 SBC/AAC | WiFi 5 | HDMI 2.0a(4K/60Hz)×3 | eARC (HDMI 2.1) 光デジタル(最大192 Hz) RCA サブウーファ用のプリアウト×1 | 付属の測定用マイク | |
AMBEO Soundbar Plus | ¥242,000 | ○ | 2023年 6月15日 (海外は2022年) | 幅1051 × 高さ77 × 奥行121mm 6.3kg 48V型相当 | 7.1.4ch 400W 合計9基 | フルレンジドライバー ×7基(フロント×3基、サイド×2基、天面×2基) 4インチ天面上向きロングスローウーファー×2基 | 38Hz–20Khz | Ver,5.2 SBC/AAC | WiFi 6 | HDMI 2.0a(4K/60Hz)×2 | eARC (HDMI 2.1) 光デジタル(最大192 Hz) RCA サブウーファー用のプリアウト×1 | 本体内蔵マイク | |
詳細
ブランド:SENNHEISER(ゼンハイザー)
機種名:AMBEO Soundbar Plus
タイプ:1ユニット
拡張オプション:サブウーファー
発売日:2023年6月15日 (海外では2022年発売)
メーカー価格:¥242,000
スピーカー構成:7.1.4チャンネル
最大同時出力:400W (RMS)
再生周波数特性:38Hz – 20 Khz
入力端子: HDMI 2.0a(4K/60Hz) ×2、光デジタル×1、RCA×1
出力端子:HDMI eARC (HDMI 2.1) ×1
その他端子:サブウーファー用プリアウト×1、USB(アップデート用)、LAN
対応音声フォーマット:
・LPCM 2
・LPCM 5.1
・LPCM 7.1
・Dolby Digital
・Dolby Digital Plus
・Dolby True HD
・Dolby Atmos – Dolby TrueHD
・Dolby Atmos – Dolby Digital Plus
・DTS
・DTS-ES ディスクリート 6.1
・DTS-ES Matrix 6.1
・DTS 96/24、DTS-HD Master Audion
・DTS-HD LBR
・DTS:X、MPEG-H (Fraunhofer(フラウンホファー))
・Dolby Atmos Music
・Sony 360 Reality Audio
Wi-Fi:Wi-Fi 6 (IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax)
ワイヤレス通信距離:最大10m
Bluetoothバージョン:Ver5.2(A2DP / AVRCP / GATT)
Bluetoothコーデック:AAC / SBC
音声アシスタント:Google Home、Apple HomeKit、alexaなどと連携可能
純正アプリ:Smart Control(スマートコントロール)
その他アプリ:クロームキャストビルトイン, AirPlay2, Spotify connect, Tidal connect)にも対応。
最大ビットレート:
視聴モード:
・映画
・音楽
・ニュース
・スポーツ
・ナチュラル
・ナイトモード
・ボイスエンスメントモード
・アダプティブ
カラー:ブラック
サイズ:幅1051 × 高さ77 × 奥行121mm (6.3kg)
消費電力:通常時 :/ スタンバイ時:1.9 W(ネット接続無しスタンバイ: 0.5 W)
保証期間:正規取扱店は2年保証 + 30日間の返品制度
JANコード:4260752330251
同梱物:
AMBEO- Soundbar | Plus
リチウム電池入りリモコン(赤外線, 通信距離は約8m)
プレミアム高速HDMIケーブル
電源コード
取扱説明書
クイックガイド
セーフティガイドおよびコンプライアンスシート
別途購入時は¥4,400(公式価格)
オプション:サブウーファー『AMBEO Sub』
『AMBEO Sub』は、上向きに設置された8インチのロングスローウーファー密封型と350WのD級アンプを搭載し、27Hz~80Hz、クロスオーバー周波数は80Hzです。
密封型ですので歪みが少なく豊かな低音が再現させるだけでなく中高音も豊かになり全ての音が整います。
接続はBluetoothで繋ぎアプリで設定します。その際の最大接続はサブウーファー4台まで可能ですので定在波による影響を抑えることもできますので部屋のどこでも安定した音質で楽しめます。
サイズ感
サイズ(足含む):幅274 x 高さ369 x 奥行274mm (8.2 kg)
幅274mm:幅は新聞紙(タブロイド判)の短辺273mmほど
高さ369mm:週刊少年ジャンプの短辺2冊分ほど (2冊で364mm)
奥行274mm:奥行は新聞紙(タブロイド判)の短辺273mmほど
詳細
種別:サブウーファー
製品名:AMBEO Sub
発売日:2023年6月15日
メーカー価格:¥
カラー:ブラック
スピーカー構成:8インチのロングスローウーファー密封型
アンプ:350WのD級アンプ
対応周波数:27Hz – 80Hz
Bluetooth:Ver.5.2
ワイヤレス通信距離:最大10m
サイズ:幅274 x 高さ369 x 奥行274mm (8.2 kg)
保証期間:正規取扱店は2年保証 + 30日間の返品制度
付属品:電源コード、取扱説明書、クイックガイド、セーフティーガイド
対応機種:AMBEO Soundbar MAX / AMBEO Soundbar Plus
2021年 7月に発売されたゼンハイザー 「AMBEO Soundbar MAX」が気になる方は視聴してみてよかった音質重視のおすすめ市場最響ハイエンドサウンドバー【2023年】をご覧ください。
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