
本サイトでは、ソニーのブルーレイレコーダーを大特集していて長いので3ページに分けています。
興味のあるところだけお読みください。
1ページ目は2023年新機種とソニーレコーダーの特徴やおすすめポイント、いまいちポイントなんかを紹介!
2ページ目は番組表 、予約機能、録画リストなどを11項目に分けて他メーカーと比べてどうなのかを紹介!
3ページ目はソニーブルーレイレコーダー20年の年表、ソニーのタイムシフトマシン、XMBと現行インターフェイスを比べてどうなのか隠れた劣化ポイントも紹介!
頭欠け、尻欠け問題
編集すると頭欠け、尻欠けが発生するので編集機能は最低評価にしていましたが、対処方法が分かりましたので訂正します。
下記の様な方法で編集やダビングを行うとお尻の音がコンマ数秒から1秒以上も欠けたり、頭の画像が3秒ほどブラックフレームになって欠けたりします。
・編集してからレート変換ダビング
・編集してからレート変換ダビングしたディスクを更に部分消去
対処方法(頭欠け、尻欠け対策)
レート変換した後に編集するのをおすすめします。
2023年新型モデル発売!
ソニーから2年ぶりに新型ブルーレイレコーダーが2023年6月10日に発売されました。
発売されたのは3機種でいずれも4K録画できる上位機種です。
販売価格はソニーストアを参照しています(クーポン適用前)
BDZ-FBT4200 157,300 円(税込) 3番組同時録画(4Kは2番組)/4TB
BDZ-FBT2200 126,500 円(税込) 3番組同時録画(4Kは2番組)/2TB
BDZ-FBW2200 117,700 円(税込) 2番組同時録画(4Kは2番組)/2TB
なお、現行機種の4K/6TBモデル「BDZ-FBT6100」と2Kモデルは全て継続販売されます。



新機能や強化ポイント‼︎

新たな機能や強化された機能は7つ!
・おうちタイム New!
・視聴中マーク・再生バー New!
・連続再生 New!
・上書き録画設定 New!
・便利な使いかた New!
・4Kインテリジェントエンコーダー パワーUP!
・まる録辞書 データーベース刷新!
「おうちタイム」は、設定した時間帯の視聴傾向からよく見る番組をリストアップしてくれる機能。
今までも見たい番組は決まっていて、すぐに見つけられると言う方だと使う事がないかも?
それと「おうちタイム」を選びに行く手間よりも今まで通りの方がよい様な感じなので数年後の機種には無くなりそうな機能です。
「視聴中マーク・再生バー」は、視聴状況をひと目で判別できる機能。
これまでは「NEW」マークだけでしたが「視聴中」マークと「再生バー」で、どのくらいまで見たのか一目でわかる様にした便利機能です。
「連続再生」は、撮り溜めた番組を一気見する際に便利です。タイトルがまとめ表示になっている場合に連続再生を押すと古い番組から再生されます。
これは、前から欲しかった便利機能ですが、同じ番組がまとまらない不具合も多いので、そこが改善されていなければ役に立たないです。
「上書き録画設定」は、これまでは最新の1話上書きのみしか対応していませんでしたが、1, 4, 7回から選択できる様になりました。
例えばニュースは最新しか見ないのでこれまで通り1回、週1のドラマやアニメは4回で1ヶ月、毎日放送されているドラマやアニメは7回で1週間なんて風に使うと本当に大切な番組がハードディスクがいっぱいで録画されていなかったと言うトラブルを防いだり消去する手間が省ける良い機能です。
「便利な使いかた」は、ホーム画面の下に付けたいわゆるヘルプメニューですが、ソニーはもともと説明書要らずの分かりやすいユーザーインターフェイスですのであまり使わないと思います。
「まる録辞書」は、辞書ベースを最新版に刷新。
好きなアイドルを自動録画に登録していると所属メンバーも自動録画してくれたり、あだ名や愛称しか記入されていない番組も自動録画してくれる機能。
この機能は発売された2023年時点の情報で、それ以降は更新される事がないです。
流行り廃りが早く次々出てくる現状を考えると今後更新しないのはどうなのでしょうか?
「4Kインテリジェントエンコーダー」長時間モード(特にLSRモード以上)の録画時の画質を改善。動きや明るさの変化が激しいシーンで出やすいブロックノイズを低減させました。
総評
2年ぶりの新型モデルなので少し期待していましたが地味な進化しかしていません。
そして、肝心な早見再生が進化していないのと編集の頭や尻欠け、番組がまとまらないなどの不具合を、そのまま放置しているのが残念です。
大事なのは新機能の追加ではなく使い勝手の向上です。
特に編集の頭欠けや尻欠けが致命的です。回避方法もありますが、それをしてもCMに入る寸前まで音が出ている番組を、CMカットすると0コンマ数秒音が切れます。(全社共通して少し切れますが旧ソニー機は優秀でした)
一方新たな機能追加の方は、「視聴中マーク・再生バー」や「連続再生」は地味に便利ですし、「上書き録画設定」は、急に忙しくなって大事な録画ができていなかったなんて言うのを防げるので地味にありがたい機能です。
また、家族で使う場合どの家庭でも1人くらいは溜め込んでしまうダメ人間がいるので、自動的に消してくれる機能は助かります。
上記7つの進化ポイントが必須でなければ、値段差を考慮して旧型モデルも視野に入れた買い物がおすすめです。
他メーカーと比べて良いの?悪いの?どうなの?

ソニーのブルーレイレコーダーて他メーカーと比べてどうなの?
使った事ないけど…どうなんだろうてっ思っている方に結論から申しますと全録ではなく通常のレコーダーが欲しい、予約やキーワード自動録画とかは優秀なのが欲しい、番組編集をよくする、大量に番組を溜め込む方、外付けHDD増設したい方には一押しのオススメ商品です。
ソニーBDレコーダーが他社よりも優れているポイント!
① 予約録画
② 番組編集 (※癖を分かっていないと頭や尻が欠けるので要注意)
③ 使いやすさ操作性
④ 大量に番組が溜まっても見つけやすい
⑤ 外付けHDD増設
⑥ SQVの外付けHDD運用
以上の5つを重視する方ならソニーしか選択肢がない程におすすめです!
ソニーBDレコーダーのいまいちポイント!
① 2K機種のレスポンスが遅すぎ
② 早見再生(1.3倍速のみ)
③ 番組編集がしやすいですが要注意な癖がある
④ ディスクを入れたままだとうるさい (深夜の寝静まった状態だとプリンター機の様にうるさいです)
⑤ アプリ予約や視聴が繋がりにくい(環境しだい)
⓺ 他メーカーと比べ価格が高い
4Kが必要なくてもレスポンスを考えると2Kの選択肢はないです。
それと他メーカーよりも高額なのも加味するとお財布に大変厳しいです。
値段が高いのに早見再生が1.3倍速しかないのが不便で残念です。
ですが、編集をよくする、外付けHDDで増設したい、SQVを便利に使いたい場合は他メーカーの選択肢がないです。
また、操作性や予約も他メーカーより優れているのと、外付けHDD増設の使い勝手がよいので本体HDDは最小でもそんなに困らないので財布に優しい面もあります。
もっと詳細におすすめポイントが知りたい方は、少し下まで読み進むとうんざりするほど説明しています。
各社ブルーレイレコーダーの特徴と注意

ブルーレイレコーダーを販売しているメーカーはソニー、パナソニック、シャープ、東芝、フナイの5社だけです。
昔と比べるとメーカーが半減しています。また尖った個性が無くなったり、他社でもできる様になってきて似通って来ています。
ですが常識だと思っている機能がメーカーによって対応していない事もいっぱいありますので、メーカーを乗り換える際はよく調べてから購入するのがとても大事です。
注意点は10年前と比べてあまり進化していない、むしろ機能を削って退化していたり、レスポンスが全体的に遅くなっていたり、発する騒音※が大きくなっていたりする機種もありますので、過度な期待をするのは止めた方がよいです。
それとレコーダーを長年使い込んでいる方ほどメーカーの乗り換えは慎重にした方がよいです。
操作性、番組表、録画リスト、番組編集などが体に染み込んでいる方ほどメーカーを乗り換えると番組表が見づらいとか操作性がわるい、ボタンの位置が違うとか言いがちです。
見慣れた番組表と使い慣れたリモコンが1番使いやすいのは当然です。
完璧なメーカーがないので絶対に、これがオススメというBDレコーダーがないです。
各々のが何を優先するかでおすすめは変わります。
各メーカー最新モデルの特色は下記の様になります。(いまいちポイントに載っていても部分的には優秀だったりします。あくまでもトータル評価です。)
東芝 2Kモデル
フナイモデルをベース(9割)に時短機能を付け足した東芝2Kモデル!
おすすめポイント:レグザリンクダビング、編集、外付けHDD、自己修理や増設がしやすい、お値段お安め
いまいちポイント:長時間モードの画質、最大タイトル数2,000、アプリの接続、SQV外付けHDD、早見再生1.3倍+間違ってCMと認識されてしまうと解除しないと見れないため得意な様で得意でない時短
東芝 4Kモデル
タイムシフトと時短が優れているけど肝心な編集機能がないのでレコーダーと言うよりも高性能4Kチューナーな東芝4Kモデル!
おすすめポイント:レグザリンクダビング、録画予約、番組表、早見再生、外付けHDD
いまいちポイント:長時間モードの画質、最大タイトル数3,000、編集、アプリ、SQV外付けHDD
シャープ
モデルチェンジでだいぶ個性が死んじゃったけど、それでも個性豊かで惹かれるところがあるシャープ!
おすすめポイント:見せ方の旨さと下手さが混じったインターフェイス、番組内容をサムネイル表示「見どころポップアップ」&「まるわかり」、録画予約、地デジなどもHVEC長時間録画予約、生涯保存用ディスクM-DISC、お値段お安め
いまいちポイント:同社のAndroidテレビからLANダビング不可、番組表、HEVC予約録画の場合は最大20番組、編集、SQV外付けHDD非対応、2Kモデルは3,000タイトル、合計 40,000~90000チャプター制限、独自方向の色彩のため相性がある画質、それと便利な機能に注意事項が多いのが玉に瑕
パナソニック
レコーダーのスタンダードと言っていい程にダントツで1番売れている王者パナソニック!
幅広いラインナップで全録、横幅半分のコンパクトモデル、そして唯一フラッグシップモデルも販売していて、お値段お安めから超高額モデルで幅広く展開。
おすすめポイント:ビエラリンクダビング、素の画質、長時間モードの画質、アプリ、早見再生、レスポンスが他社より速めな機種が多い(遅い機種もありますのであくまでも傾向です)
いまいちポイント:インターフェイス、番組表、録画予約、編集、SQV外付けHDD、ファンが回りやすい、頭欠け報告が多い(個人的には経験なし)
ソニー
2016年にインターフェイスを一新して大不評だけど他社と比べると分かりやすく使いやすいソニー!
おすすめポイント:素の画質、インターフェイス、録画予約、番組編集、外付けHDD、SQV外付けHDD
いまいちポイント:同社のAndroidテレビからLANダビング不可、早見再生、アプリ、ディスクを入れたままだとうるさい、2Kモデルの業界最底辺級のレスポンス、お値段お高め
憶測ですが、開発予算が大幅縮小されている様で、4Kレコーダーは2019年から微小な進化しかしていないですし、2Kモデルなんて2016年から先録がついた以外はあまり変わらないです。
以上が各メーカーの特徴です。世間一般的に言われているイメージと違うところもある評価ですが、各メーカーが進化と退化を繰り返して変わった結果です。
近年、レコーダーで増加されている騒音問題。
4Kやネット通信などで処理負担が重くなって発熱しやすいのに、筐体の小型化、排熱ダクトの減少、コストカットなどにより、筐体から発生するHDD駆動音やBDディスク駆動音などが発する騒音の増加です。
特に深夜12時の番組情報取得は静まりかえった寝室だとキツいレベルだったりします。
これは、生活環境や身体レベルによって感じ方が全く違います。
それと工業製品なので、ばらつきも有りますので発する大きさも違います
また店舗で確認しようにも耳を近付けても全く聞こえないないです。
これは、騒音の大きさが問題では無く、耳障りな高周波が問題だから店舗の様なところでは確認が難しいからです。
そのため購入してみないと分からないのが厄介です。
個人的にはHDDよりもディスクヘッドの駆動音が耳障りなので、ディスクを入れっぱなしにしない様にして対処しています。
それとファンの騒音に対しては熱が発散しやすい様に置き場所はもちろん、インシュレーター的なものでかさ上げして放熱性をUPして対処していますが効果がないかもです。
おすすめポイント

おすすめポイント
・他メーカーと比べて使いやすく分かりやすいインターフェイス(普段の操作はもちろん偶にしかやらない各種設定変更なども分かりやすい) 業界トップクラス
・4Kモデルは普通に快適なレスポンス(各メーカー比較) 業界トップクラス
・見やすく使いやすい番組表
・便利で多彩な録画予約 (1ヶ月ほど先から予約できる先録、番組名予約など) No.1
・見やすくて使いやすい録画リスト(好みによって評価は分かれる)
・番組がお休みした時に便利な1回お休み予約
・編集しやすく視認性に優れて短時間でできる番組編集 改悪されたのでNo.2
・内蔵HDDと切り替えなくても一緒に表示できて制限も少なく使い勝手がよい外付けHDD対応 業界トップクラス
・SQVの外付けHDDに直接録画予約&ダビング10対応、編集も可能、並び替えや纏め表示も可能 オンリーワン!
地味によいポイント
・1000BASE-対応有線LAN(パナソニック、東芝は100BASE-TXなので、それよりはましですというレベル)
・本体表示ディスプレイがあるのはソニーとパナソニックだけ
・重ね置きや上部の棚に邪魔されない前面本体ボタン
・使いやすい配置と反応範囲の広いリモコン No.1
・よくある30秒スキップではなく15秒スキップなのでCMを1つ単位でスキップできる
・自動選択チューナー:4Kモデルでもチューナーを自動選択してくれる
・番組の詳細情報が見やすいく情報量が多い(メーカーによってハーフサイズだったり小鉢サイズだったりします)
・頭欠けしない録画予約
・4K録画や便利な機能に制約が少ない(他メーカーだと注意書きに「ただし4K録画は非対応」とか「内蔵HDDのみ対応」あるあるです) No.1
・前面のUSBが別途開いてくれるので機器を接続したときに見た目がよい オンリーワン!
・前面のUSBにSQVハードディスクを繋げば再生、ムーブー、ダビングができる オンリーワン!
いまいちポイント

いまいちポイント
・快適なクロスメディアバーから変更されたインターフェイス
クロスメディアバー時代と比べると手数が多くなるのと、番組を見ながら録画リスト確認や予約確認ができなくなったのが凄く不便です。
そのため文句を言う方が多いですが、他メーカーと比べると使いやすく分かりやすいです。
・クロスメディアバー時代と比べると編集画面の視認性と操作性が改悪されている
改悪前は東芝より評価していましたが地味に酷いので編集するなら東芝がおすすめです。
・最底辺級にレスポンスが遅い2Kレコーダー(近年、各社レコーダーも遅くなっている機種が多い)
そしてレスポンスが遅いのでボタンを連打してしまいフリーズもしやすい弊害もある。業界トップクラス のレスポンス!
・1.3倍速しか対応していないのであまり時短にならない早見再生 深刻な問題!
※ 東芝は4Kは早見非対応、2K機種は1.3倍速まで
※ シャープは4K機種は1.3倍速まで
※ パナソニックは2倍
・CMカットしてからレート変換ダビングすると頭がブラックフレーム化したりお尻の音声が数秒切れたりしてしまう 返品レベルの問題
地味にいまいちポイントや他社も似たり寄ったりにダメなポイント
・圧縮画質はパナソニックの方がよい (パナソニックの次に画質がよい)
・パナソニックが採用する4K記録方式(MMT TLV)に再生も録画も非対応
ただし、これは将来の互換性を考えるとソニー方式が正解かもしれません。
「MMT TLV」方式の方が優れていますが、将来的互換性を考えると厳しそうです。
コストが高い規格は淘汰されるのが常で過去の歴史からも答えが見えます。
・見やすいけど纏まったり纏まらなかったりする中途半端な録画リストの纏め機能
近年の機種は番組名で纏める規格になっています。旧ソニー機は予約で分けていたので全く違い劣化しています。
纏まらないのはしょうがないにしても手動で纏められないのが本当にダメです。深刻な問題!
・完璧ではない番組名予約(他社よりは精度はよく1番優れてはいます)
・予約確認ボタンがないので確認にするのに手数が掛かり面倒くさい 問題!
・同じ録画予約から録画される番組の予約確認は直近の1番組しか表示されないので、2話連続放送などは確認できない。(全メーカー共通)
予約されているのか、確認するには番組表を開いて確認するしかないので不便。それをしても直近の8件まで確認できないので一挙放送は9話以降確認できない。 深刻な問題!
・番組表の並びが開局順だけで番号順に変更できない
・早送り巻き戻しのコマ数が少ないので早送り時に見落としやすい
・早見再生はHDDや外付けHDDのみでディスクは早見再生非対応
・番組を見ながらチャプター統合できない(ソニーだけ) No.1
・サムネイル変更が視聴中にできない
・無線LANのIEEE 802.11ac非対応(パナソニックと東芝は対応しています。本来は対応していて当たり前の規格です。できれば更に上の規格に対応しているべきなので残念です。
こう言うところをケチるのでネット接続が繋がらない不具合の原因の1つになっています) 深刻な問題!
※有線LANはソニーとシャープの方が速い
・お引っ越しダビングは古いレコーダーから新しいレコーダーの方向にしかできない ソニーオリジナル
・自己での換装難度が高く非SDGsな商品:メーカーで交換部品がなく修理不能のため、しかたなく個人でHDDやBDドライブの交換を試みてもプロテクトがかかっていて業界最難度に難しい自己修理。財布と地球環境に厳しい企業姿勢(東芝以外全社共通) No.1
・他メーカ商品と比べて高価格 No.1
・レコーダーとしては速いけどスマホなんかと比べるとサクサク動いて欲しいと思う4Kレコーダーのレスポンス
総評
総評としては、早見再生が1,3倍速にしか対応していないのが残念です。
そしてCMカット後にレート変換ダビングすると頭が数秒間ブラックフレーム化したりお尻の音声が数秒切れたりしてしまうのが許せないです。
そして他メーカーと比べると高価格です。
ただ、①予約(キーワード録画、先録など)、②番組編集、③外付けHDD増設、④SQVの外付けHDD運用などが優秀なので、そこを重視すると他に選択肢がないので高くても買わざる得ないです。
旧ソニー機 (MXB機)と同じ様に編集、ダビングすると頭欠け、尻欠けが発生する場合があます。
頭欠け問題
MXB時代の機種では問題なくできていましたが、現行機種でCMカットした後にレート変換すると頭欠けが発生する可能性が高いです。
尻欠け問題
MXB時代の機種は、CM前後の本編を1コマ食い込んでカットするとゴミ画像も音声の尻欠けもなく綺麗に編集できました。
ですが現行モデルは、この方式で編集すると音声が尻欠けします。(CMギリギリまで音声が出ている番組)
頭欠け、尻欠け対策は3つ
対策①
CMカットする際に「早戻し」ボタンで編集点を決めるのがNGです。
なぜかというと、コンマ表記が昔のまま30フレームで分かりにくいですが、現行モデルは1秒60フレームになっています。(MXB機種は1秒30フレーム)
そして、「早送り」ボタンは60フレームで進みますが、「早戻し」ボタンで戻る際は30フレーム単位で戻ってしまいます。
そのため、「早戻し」ボタンで戻って編集点を決めると1コマ多くカットしてしまいます。
対策②
1コマ本編に食い込んでCMカットするのをやめる事です。
ただし、薄っすらCM画像が重なっている場合は消去をお勧めします。
食い込んでカットしなくても60フレーム単位なのでゴミ画像が出にくいです。
対策③
上記で記載しましたが、編集した後はレート変換ダビングしない事です。
CMカットした後にレート変換すると頭欠け、尻欠けが発生する可能性が高いです。
以上の対策で改善できます。
頭欠け、尻欠け問題(他社での再生)
これは、ソニーに限った話ではなく全社共通ですが、編集したディスクを他社で再生するとCMカット部分が綺麗に再生されない場合も多いです。
・カットしたCM部分が見える
・画像や音声の頭欠けや尻欠け
ソニーのレコーダーはVOD(ビデオオンデマンド)非対応なのでYouTubeやPrime Videoが見れないです。
これを不満点に挙げる方が多いですが、ない方がよいと言う意見や見解も多いです。
① 電源のON/OFFはHDDの寿命に関係するのでいらない
② ネット接続はレスポンスを遅くしたりする原因になるのでいらない
③ セールの時なら2,980円ほど(通常価格は4,980円ほど)で買える「アマゾンFire TV Stick」のほうがサクサク動いて安定度も高く、対応サービスも多いですしリモコンも含めて快適なのでいらない
④ リモコンにVODボタンが付いたせいで使っていたボタンがなくなった
⑤ リモコンにVODボタンが付いたので安っぽいリモコンが更に安っぽくなった
⑥ 間違ってVODボタンを押してしまいやすいので邪魔
⑦ ネット接続回数の増加による電気代と起動音問題
⑧ 対応のVODサービスが少ない、またYouTube非対応機が多いのも致命的
以上の事からレコーダーにVOD機能は要らない無駄機能だという意見も多いです。
結論的には「アマゾンFire TV Stick」が29,800円なら、レコーダーにVOD機能を付けるのはありですが、年に数回行われるセールなら2,980円ほどで買える現状や上記のデメリットを考慮すると、レコーダーにVOD機能を付けるのは相性が良い様に見えて、実は最悪な組み合わせだという結論になります。
急いでいないのならAmazonでセールをしているときに購入するのをおすすめします。
セール時なら2,980〜3,980円ほどで買えます。

急いでいないのならAmazonでセールをしているときに購入するのをおすすめします。
セール時なら3,980〜4,980円ほどで買えます。

ソニーレコーダー各機種の違いは7つ

各機種の違いは7つ!
① 4K視聴と録画:対応 or 非対応
② 同時録画数:3番組 or 2番組
③ HDD容量:6TB/4TB/2TB/1TB
④ レスポンス:速い or 遅い
⑤ メニューや番組表:ダークカラー or ベージュ
⑥HEVC:対応 or 非対応
⑦ 2023年7つの新機能:対応 or 非対応
ソニーレコーダーの選び方で最重要なのはチューナー数とレスポンスです。
2Kモデルはレスポンスが遅いのでお勧めしません。4K録画しない方でもレスポンスが速いので4Kモデルをおすすめします。
HDDを最重要に入れなかった理由はソニーなら外付けHDDの使い勝手が素晴らしく内蔵HDDとほぼ変わらない使い勝手なので増設すればよいからです。
同時録画数:2番組同時録画で十分と考えている方でも近年CMを挟まずに続けて番組が始まったり、スポーツ中継延長などで重複録画になって頭欠け、尻欠け、録画できないなどが起こりやすくなっています。
頻繁に2番組録画をよくする方はプラス1番組余裕があった方がよいので3番組同時録画モデルをおすすめします。
HDD容量:HDD容量はソニーなら少なくてもよいと思います。
ソニーレコーダーは外付けHDDでも制限がほぼないですし録画リストも内蔵HDDと一緒に表示されるので1つのHDDの様に使えますので本体HDD容量は少なくてもよいと思います。
レスポンス:レスポンスは最も重要な要素ですが他社も含めて全体的に昔よりも遅くなっています。
4Kモデルは昔のソニー機種と同じくらい(現行レコーダーとしては業界最高峰に近いレベル、スマホと比べると遅い)
2Kレコーダーは業界最低レベルの遅さです。遅いとボタンを連打してしまいフリーズしやすくなる点でもお勧めできません。
そのため4K録画しない方でも4Kモデルにしておいた方が快適に使えるのでおすすめです。
メニューや番組表:4Kレコーダーの番組表はダークカラー、2Kレコーダーはホワイトカラーです。
ダークカラーは輝度が高い4Kテレビでも眩しくなくて見やすいのと有機ELと相性がよいのがポイント。
ホワイトカラーは輝度が高い4Kテレビだと眩しく感じやすく照明を落としたときは眩しいです。その反面、明るい環境下や輝度の低いテレビだと見やすいですので環境や好みでどちらが見やすいか変わります。
HEVC:4K放送を長時間モードに圧縮する用途はもちろんですが、録画した地デジ番組もダビングする際にHEVC圧縮変換を行えます。(地デジ/BS/CS放送の予約時にはHEVCは選択できません)
そうする事で同じ画質でもよりコンパクトなサイズにしてディスクや外付けHDDに保存できます。
ただし、2Kレコーダーでは再生できないのと4Kレコーダーでも他社メーカーでの互換性が担保されていませんのでご注意ください。
DVD時代に逆戻りした様な互換性です。
2023年7つの新機能
「おうちタイム」は、設定した時間帯の視聴傾向からよく見る番組をリストアップしてくれる機能。
今までも見たい番組は決まっていて、すぐに見つけられると言う方だと使う事がないかも?
「視聴中マーク・再生バー」は、視聴状況をひと目で判別できる機能。
これまでは「NEW」マークだけでしたが、どのくらいまで見たのか一目でわかる様にした便利機能です。
「連続再生」は、撮り溜めた番組を一気見する際に便利です。タイトルがまとめ表示になっている場合に連続再生を押すと古い番組から再生されます。
ですが、同じ番組がまとまらない場合も多いので、そこが改善されていなければ役に立ちません。
「上書き録画設定」は、これまでは最新の1話上書きのみしか対応していませんでしたが、1, 4, 7回から選択できる様になりました。
例えばニュースは最新しか見ないのでこれまで通り1回、週1のドラマやアニメは4回で1ヶ月、毎日放送されているドラマやアニメは7回で1週間なんて風に使うと本当に大切な番組がハードディスクがいっぱいで録画されていなかったと言うトラブルを防いだり消去する手間が省ける良い機能です。
「便利な使いかた」は、ホーム画面の下に付けたいわゆるヘルプメニューですが、ソニーはもともと説明書要らずの分かりやすいユーザーインターフェイスですのであまり使わないと思います。
「まる録辞書」は、辞書ベースを最新版に刷新。
好きなアイドルを自動録画に登録していると所属メンバーも自動録画してくれたり、あだ名や愛称しか記入されていない番組も自動録画してくれる機能。
この機能は発売された2023年時点の情報で、それ以降は更新される事がないです。
流行り廃りが早く次々出てくる現状を考えるとどうなのでしょうか?
「4Kインテリジェントエンコーダー」長時間モード(特にLSRモード以上)の録画時の画質を改善。動きや明るさの変化が激しいシーンで出やすいブロックノイズを低減させました。
2021年モデル/2023年モデル 各機種の違い
型番 ステーサス | ソニーストアー価格 (クーポン等適用前) | Amazon 参考価格 (2023/11/8) | 楽天市場 | Yahoo! | 2023年 7つの 新機能 | チューナー | ハードディスク 容量 | 4K視聴 | 4K録画 | 4K録画時間 DRモード | 4K録画時間 SRモード (3倍) | 4K録画時間 最長時間モード (11倍) | 地デジ録画時間 DRモード | 地デジ録画時間 SRモード (3倍) | 地デジ録画時間 最長時間モード (16倍) | レスポンス | メニュー 番組表 | HEVC 変換圧縮 | |
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BDZ-FBT6100 ※継続販売 | 181,500 円(税込) | Amazon ¥139,000 | 楽天市場 | Yahoo! | ー | 4K ×2 地デジ/BS/CS ×3 | 6TB | ○ | ○ | 約390時間 | 約1120時間 | 約4320時間 | 約780時間 | 約1560時間 | 約8460時間 | 速い | ダークカラー | ○ | |
BDZ-FBT4200 New! | 157,300 円(税込) | Amazon ¥139,000 | 楽天市場 | Yahoo! | ○ | 4K ×2 地デジ/BS/CS ×3 | 4TB | ○ | ○ | 約260時間 | 約750時間 | 約2880時間 | 約520時間 | 約1040時間 | 約5640時間 | 速い | ダークカラー | ○ | |
BDZ-FBT2200 New! | 126,500 円(税込) | Amazon ¥92,000 | 楽天市場 | Yahoo! | ○ | 4K ×2 地デジ/BS/CS ×3 | 2TB | ○ | ○ | 約130時間 | 約370時間 | 約1430時間 | 約260時間 | 約510時間 | 約2820時間 | 速い | ダークカラー | ○ | |
BDZ-FBT4100 ※生産完了 | 126,500 円(税込) | Amazon ¥93,680 | 楽天市場 | Yahoo! | ー | 4K ×2 地デジ/BS/CS ×3 | 4TB | ○ | ○ | 約260時間 | 約750時間 | 約2880時間 | 約520時間 | 約1040時間 | 約5640時間 | 速い | ダークカラー | ○ | |
BDZ-FBT2100 ※生産完了 | 101,200 円(税込) | Amazon ¥78,800 | 楽天市場 | Yahoo! | ー | 4K ×2 地デジ/BS/CS ×3 | 2TB | ○ | ○ | 約130時間 | 約370時間 | 約1430時間 | 約260時間 | 約510時間 | 約2820時間 | 速い | ダークカラー | ○ | |
BDZ-FBW2200 New! | 117,700 円(税込) | Amazon ¥81,513 | 楽天市場 | Yahoo! | ○ | 4K ×2 地デジ/BS/CS ×2 | 2TB | ○ | ○ | 約130時間 | 約370時間 | 約1430時間 | 約260時間 | 約510時間 | 約2820時間 | 速い | ダークカラー | ○ | |
BDZ-FBW2100 ※生産完了 | 93,500 円(税込) | Amazon ¥72,800 | 楽天市場 | Yahoo! | ー | 4K ×2 地デジ/BS/CS ×2 | 2TB | ○ | ○ | 約130時間 | 約370時間 | 約1430時間 | 約260時間 | 約510時間 | 約2820時間 | 速い | ダークカラー | ○ | |
BDZ-FBW1100 ※生産完了 | 82,500 円(税込) | Amazon ¥67,520 | 楽天市場 | Yahoo! | ー | 4K ×2 地デジ/BS/CS ×2 | 1TB | ○ | ○ | 約65時間 | 約180時間 | 約710時間 | 約129時間 | 約250時間 | 約1400時間 | 速い | ダークカラー | ○ | |
BDZ-ZT2800 ※継続販売 | 82,500 円(税込) | Amazon ¥68,827 | 楽天市場 | Yahoo! | ー | 地デジ/BS/CS ×3 | 2TB | ー | ー | ー | ー | ー | 約260時間 | 約510時間 | 約2820時間 | 遅い | ホワイトカラー | ー | |
BDZ-ZT1800 ※継続販売 | 71,500 円(税込) | Amazon ¥61,682 | 楽天市場 | Yahoo! | ー | 地デジ/BS/CS ×3 | 1TB | ー | ー | ー | ー | ー | 約129時間 | 約250時間 | 約1400時間 | 遅い | ホワイトカラー | ー | |
BDZ-ZW2800 ※継続販売 | 71,500 円(税込) | Amazon ¥63,090 | 楽天市場 | Yahoo! | ー | 地デジ/BS/CS ×2 | 2TB | ー | ー | ー | ー | ー | 約260時間 | 約510時間 | 約2820時間 | 遅い | ホワイトカラー | ー | |
BDZ-ZW1800 ※継続販売 | 60,500 円(税込) | Amazon ¥52,517 | 楽天市場 | Yahoo! | ー | 地デジ/BS/CS ×2 | 1TB | ー | ー | ー | ー | ー | 約129時間 | 約250時間 | 約1400時間 | 遅い | ホワイトカラー | ||
2019年モデル、2021年モデル、2023年モデルの違い
2021年モデルと2023年モデルの違いは下記の7点でマイナーチェンジです。
新たな機能や強化された機能は7つ!
・おうちタイム New!
・視聴中マーク・再生バー New!
・連続再生 New!
・上書き録画設定 New!
・便利な使いかた New!
・4Kインテリジェントエンコーダー パワーUP!
・まる録辞書 データーベース刷新!
2019年モデルと2021年モデルの違いは下記の4点でマイナーチェンジです。
・業界初の4K早見再生(1.3倍) New!
・4K録画のLSR以下の画質改善 パワーUP!
・外付けHDDの最大容量UP(6TB⇨8TBに容量アップ) パワーUP!
・まる録辞書 データーベース刷新!
2019年モデルは扱っている店舗が少なく信用性もないですし価格も2021年モデルと対して変わらないので、購入するなら2021年モデルか2023年モデルの検討になります。
新機能が必須でなければ価格しだいで2021年モデルで十分だと思います。
2021年8月1日時点の価格差ですと個人的には2021年モデルを選びます。
今回の機能UPの内容ですと+2,000〜4,000円で5,000円は出したくないと言うのが個人的な評価と感想です。
早見再生をYouTube並みにしてくれれば値段は問わずに一択になるのですが…
価格確認一覧
2023年モデル 4Kモデル
おすすめ!新機能が必要でしたらこちら‼



2021年モデル 4Kモデル
おすすめ!新機能が必要でなければこちらがお買い得です‼


↓↓私はこちらの2TB3チューナーモデルに8TBのSeeQVaultハードディスクを付けてます‼↓↓



2021年 2K 3番組同時録画モデル
レスポンスが遅いのでお勧めしません!


2021年 2K 2番組同時録画モデル
レスポンスが遅いのでお勧めしません!


対応確認済み 8TB SeeQVaultハードディスク
アイ・オー・データは8TBの対応製品がないです。
6TBも8TBも値段が変わらないです。
対応確認ページはこちら

おすすめの8TBのSeeQVaultハードディスク
下記の2機種は、販売チャンネルが違うだけで中身は一緒です!
HD-SQS8U3-A
HD-SQS8U3-A/N


おすすめの8TBのSeeQVaultハードディスク
下記の2機種は、OEM生産で中身は一緒です!


2ページ目は番組表 、予約機能、録画リストなどを11項目に分けて他メーカーと比べてどうなのかを紹介!
3ページ目はソニーブルーレイレコーダー年表、ソニーのタイムシフトマシン、XMBと現行インターフェイスを比べてどうなのか隠れた劣化ポイントを紹介!
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