Amazonから新型のサウンドバー『Amazon Fire TV Soundbar Plus』が、2024年12月16日に発売されました。
『Fire TV Soundbar Plus』は、3つのフルレンジスピーカー、3つのツイーター、2つのサブウーファーを内蔵したワンボディスピーカー。
また、Dolby Atmos、DTS:Xにも対応し豊かな音質を再現、映画やドラマのセリフを明瞭に再生する3.1ch (サブウーファー内蔵)ワンボディのサウンドバー。

価格は34,800円ですので、この価格帯だとデノンやヤマハがいるので厳しそうだと思っていましたが、視聴してみたら考えがガラリと変わりました。
なかなかの音質です。日本人としては残念な気持ちもありますが負けていないどころか勝っていたりします。正直言って1番良いなと思ってしまうことが多かったです。
この多かったというのは、音源しだいで良いと思うメーカーが変わるからです。この音源にはAmazon、これだとデノンみたいな感じで評価が変わり、音楽一つとっても曲ごとに評価が変わってしまうほどです。
一つの音源で決めるのは簡単なんですが、音源で評価が変わりますので聞き比べるほど、どんどん悩んでしまい深みにはまってしまいました。エントリークラスのトップメーカーと比較しても音質の良さを感じますので間違いなくおすすめのサウンドバーです。
注意点は『Fire TV Soundbar Plus』と言う商品名なので誤解しやすいですが、動画コンテンツの再生やAlexaによる音声操作には対応していません。
Fire TVシリーズと軽く連携できるだけのエントリークラスサウンドバーです。できる連携機能はFire TVの設定画面でサウンドバーも設定ができるだけです。なお、この連携機能はパナソニックのFire TV OSを採用しているビエラでも利用できます。

・Fire TV Soundbar:$104.99 61mmほどのミニサイズ
・Fire TV Soundbar Plus:3.1ch(サブウーファー内蔵)$249.99◀今回、日本で発売されるモデル
・Fire TV Soundbar Plusサブウーファーセット:3.1ch(外部サブウーファー)$374.99
・Fire TV Soundbar Plusサブウーファー+リアスピーカーセット:5.1ch(外部サブウーファーとサラウンドスピーカー)$489.99
※ 価格は2024年11月15日確認
海外では2022年からサウンドバーを発売していましたが日本ではFire TV Soundbar Plusが第1号となります。
本モデルのアメリカ販売価格は249.99ドルで11月15日(金)のドル円相場は1ドル = 155.27円。 こちらで計算すると約3万8,815円です。
しかも日本で使いやすい様に地デジで使用されている音声フォーマットにカスタマイズもしてのお値段なのでAmazonさんの優しさを感じる価格です。
おすすめポイント

・音質:エントリークラスのサウンドバーとしてはトップクラスの音質
・セリフの聞き取りやすさ:左右チャンネルに加えて人の声をクリアに再生するセンターチャンネルと、セリフを明瞭にする5段階調整可能なダイアログエンハンサー搭載。
・低音:サブウーファー内蔵でライバルメーカーと比較しても低い周波数まで出ている

・対応音声フォーマット:
・Dolby Atmos:対応していても再現できるスピーカーがないので少し広がりを感じる程度です
・DTS:X:上に同じ
・MPEG-2 AAC:ベストな状態で再生できて何より放送波で音が出ないトラブルがないので快適です
・4つのオーディオモード
・映画:高音・低音の強調、人の声を明瞭に
・ミュージック:低音強調とサラウンド効果
・スポーツ:明瞭な実況音声、サラウンド効果で臨場感を再現
・ナイト:低音を抑えつつ小音量でも話し声をクリアに再生
・Bluetoothオーディオストリーミング:Bluetoothでスマートフォンまたはタブレットと接続して、お気に入りの音楽を再生できる
・Fire TV連携:Fire TVと接続したテレビと一緒に使用すると、テレビのリモコンやFire TVのリモコンから、Fire TV画面上でサウンドの調整が可能
・保証期間内の故障:送料はAmazonが負担してくれる
・Amazonレビュー40件以上
いまいちポイント

・Fire TVシリーズではありますがFire TVとしての機能はない:Fire TVを使用するには、Fire TV製品もしくは、Fire TV搭載スマートテレビが必要。また、Alexaなどのスマートスピーカー機能は備えていない。
・Wi-Fi非対応:
・ストリーミングサービス:Wi-Fi非対応なので直接ストリーミングサービスに繋げられないのでBluetooth経由になる
・AIスピーカー非対応:Wi-Fi非対応なので当然ながら非対応
・サブウーファやリアスピーカーは増設できない:海外だとサブウーファ付きやサブウーファー&リアスピーカーセットも販売されていますが、単品での販売がないので増設できない。また、ライバルメーカーで完備しているサブウーファーと接続する端子もない
・MPEG4-AAC非対応:テレビしだいですがオートにしても4K放送で音が出ない場合もある (最悪PCMにすれば音はでます)
・Bluetoothコーデック:SBCのみ
・HDMI端子数:HDMI端子が1つしかないのでゲーム機を直接繋げられません。そのため、テレビやゲーム機の相性が悪い場合に対処できない。
・状態表示:ランプなので分かりにくい
・スピーカーグリルはファブリック生地:パンチングメタルと比べると掃除がしにくいのと対ニャンコ戦の耐久値が低い
・IRリピータ非対応:Fire TV Soundbar Plusの高さは64mm。
ペットボトル(500ml)のおおよその直径65mmほどなので必要とされる方は少ないかもですが、テレビの受光部が隠れても操作できるIRリピーターは非搭載。
・非公開:対応音声フォーマットやスピーカー詳細など非公開な部分が多い
・お値段:ライバルと比べると少しお高いです。購入するならセール時がおすすめ!
・延長保証プランが高く内容もよくない:保証料5980円で合計3年、最大3回保証
選ぶ理由とライバルモデル

『Fire TV Soundbar Plus』を選ぶ理由は音質です。センタースピーカーを搭載していてセリフが聞き取りやすく、音質のバランス感がよく長時間聞いても疲れないですし低音の質感もよいからです。
この価格帯でのライバルはデノンとヤマハです。アマゾンを選ぶ理由は音質でありそれ以外の大きなメリットは特にないです。
デノンならHDMI入力、LE Audio対応、ヤマハならアプリやAAC対応などなどがありますがアマゾンは音質の良さだけです。
定価販売の¥34,800だとライバルメーカーの方が安いですが年に数回あるアマゾンセール時はお買い得価格になる可能性が高いので購入するならその時です。
・アマゾンを選ぶ理由:音質のバランス感がよく長時間聞いても疲れない、セリフの聞き取りやすさ、低音の質感
・デノンを選ぶ理由:低音の質感、HDMI入力、原音をストレートに再生するPureモード※、BluetoothコーデックLC3(LE Audio)マルチポイント対応
・ヤマハを選ぶ理由:中高音の解像度やメリハリ、セリフの聞き取りやすさ、アプリ、BluetoothコーデックAAC対応
ライバルが気になる方は安いのに視聴してみて良かったおすすめのコスパ最強‼︎市場最響エントリークラスサウンドバー【2025年】をご覧になるか下記の各モデル単独記事をチェックしてみてください。
エントリークラスのおすすめモデルを集めた記事
デノンS200シリーズの3代目最新モデル (2024年発売)

デノンS200シリーズの2代目モデル (2022年発売)

デノンS200シリーズの初代モデル (2019年発売)

ヤマハのエントリークラス2023年発売最新モデル (2025年1月時点調べ)

ヤマハのエントリークラス2021年モデル

サイズ感

サイズ:幅942mm x 奥行131mm x 高さ64mm (4.0kg)
・横幅942mm:43型パネルサイズ(950.2mm)ほど
・奥行131mm:250ml缶の高さ135mmほど
・高さ64mm:500mlペットボトルの直径65mmほど

リモコン

・DTS TruVolumeのオン/オフ:ダイアログを長押しすると、DTS TruVolumeのオン/オフを切り替えできます。
・再起動方法:電源ケーブルを抜いて3秒間待ってから再び差し込むだけ
・ペアリング方法
① サウンドバーまたは付属のリモコンのBluetooth ボタンを長押し
② サウンドバーが青く点滅し検出モードになったらボタンを放す
③ スマートフォンまたはタブレットの設定でペアリングを完了させる
LED表示
普段は消えていますが操作すると下記の様に点灯します。
カラー | 画像 | 説明 |
---|---|---|
白色 | ![]() | ・電源のオン/オフ ・入力の変更 ・EQモードの変更 ・音量レベル ・オーディオ効果のレベル ・サラウンド音響効果のオン/オフ ・ビデオ再生コントロール |
青色 | ![]() | ・Bluetoothのペアリングと検出 |
緑色 | ![]() | ・Dolby DigitalまたはDTSの再生 |
赤色 | ![]() | ・デコードエラー ・USBフォーマットエラー ・ワイヤレスエラー |

背面端子

シンプルな背面端子
・光デジタル
・HDMI(eARC)
・USB
・電源ポート

付属品

付属品
・リモコン
・HDMI2.0ケーブル
・電源ケーブル
・単4電池×2
・壁掛け用マウントキット
・クイックスタートカード
HDMIケーブルや壁掛け金具も付属してくるので余計な出費が抑えられます。
壁掛け金具て純正品を買うとやたら高いし、ホームセンター行くのも多変なので付いていると助かります。


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